rriders’s blog

ネットや現地訪問など、気になった不動産を独自の視点で追いかけること足かけ20年になります。

素人不動産マニアの独り言39

 今回は、古くてもどんな物件が買いやすいか?に関する私見です。

 不動産サイトの検索の際は、価格が安い方から表示されるように設定しています。

 新しく、フルリフォームしてある物件は当然高いですし、中には新築建売とあまり差がない物件もあります。

 一方安い物件は、築45年〜50年超えが多く、かなり手を入れないと住むにも賃貸にするにも厳しそうです。

 ただ「どこまで手を入れるところで折り合いをつけるか」を決めておかないと、始めからリフォームされた物件を買った方が安いということにもなりかねません。

 そこで私見ながら、もし限られた予算で古い物件を選ぶならば、何を基準に考えるかをまとめてみたいと思います。

 ①建物に傾きがないこと。

  家の躯体の問題は、リフォーム以前の話です。不動産サイトの情報にはないが、

 実際に内覧すると「なんかふらふらする」ということがありました。ビー玉を床に

 置いて転がり具合を見たり、ドアの立て付けの狂いを見るという事なども必要でし

 ょう。

 ②水回りが交換されている

  今や風呂はユニットバスが主流です。40年以上前の家によく見られる床がタイル

 でステンレス製の浴槽になっている場合、やはり古めかしさを感じます。キッチン

 もシステムキッチンになっていて、水栓がシングルレバーになって入れば、さらに

 いいと思います。

  洗面台もシャワーノズル付きのシングルレバータイプのものならば、なおいい

 でしょう。

  水回りはリフォームに結構お金がかかる場所です。特にユニットバス交換は、最低

 でも50万円以上かかります。キッチンや洗面台ならば、ホームセンターに型落ちの

 展示品などが安く売られていることがありますので、風呂だけでもユニットバスに

 なっている物件を選ぶといいでしょう。

 ③床の軋みやへこみがない

  傾きとまでは言わないまでも、歩くと床から軋み音がしたり、床が沈み込む箇所が

 ある物件は、避けた方がいいです。床のフローリングの交換だけで済む場合もありま

 すが、基礎が腐食していますと、大規模な修繕になる可能性があります。

 ④窓が今のサッシに交換されている

  窓は、日差しなどの太陽熱を取り入れる一方で、日が沈んでからは、家の熱を外に

 だしてしまうという側面も持っています。寒い地域では特に今風の2重サッシはマスト

 です。古い家でも窓の断熱によって、寒さの感じ方はかなり違うと思います。

 ⑤外壁と屋根の傷み具合を確認

  もしかすると外壁と屋根の修繕費が、一番お金がかかるのではないでしょうか?

  特に屋根は、傷むと雨漏りの可能性がありますし、外壁もひび割れなどから雨水

 が浸透して、家の内部から腐りが生じますので、外壁と屋根の塗装をして10年以上

 経っている物件は、その分を合わせた予算で総支払額と考えた方がいいでしょう。

  何せ足場を組むことにかなりの費用がかかるので、物件の高さが高いほど、費用

  がかかりますので注意が必要です。

  長くなりましたが、今回はこれで終わりです。