rriders’s blog

ネットや現地訪問など、気になった不動産を独自の視点で追いかけること足かけ20年になります。

素人不動産マニアの独り言16

 今回も、外壁についてのお話です。

 最近の家ではあまり見かけなくなりましたが、築40年前後の家に、「ヘーベルライト」という外壁材が使われているのをよく見かけます。

 価格は高いですが、厚みがあるので、耐久性にも優れ、断熱効果も高いようです。耐火性もあるので、外部からの火でも強いそうです。

 ただ衝撃を受けるとひび割れが生じ、そこから雨水が浸透してしまうことがあるようです。また他の外壁同様に、塗装などのメンテナンスにも気を配る必要があります。

 通常のサイディングの寿命が、約30年くらいと言われるのに対して、ヘーベルライトは、約50年くらいと言われています。

 例えば築年30年くらいの中古住宅の購入を考えた時に、張り替えが安く済む、サイディングの家がいいのか?ヘーベルライトの家を買い、残り20年くらいを塗装などで持たせて、いよいよ張り替えが必要になったら、サイディングに替える方がいいのか?

 あるいは張り替えが必要になった時点で手放すという選択肢もあるかも知れません。

 家を維持していく上で、大敵の一つが、「湿度」だと思います。

 屋根、外壁、基礎、断熱材などは、この湿度の高い日本の気候に合わせて進化していると思いますが、維持・管理という観点からかんがえますと、夢のマイホームは、単純に「一生に一度の買い物」とは言い切れないかも知れません…