rriders’s blog

ネットや現地訪問など、気になった不動産を独自の視点で追いかけること足かけ20年になります。

素人不動産マニアの独り言152

 高騰する建材費や人件費のため、住宅を購入したり建築することへのハードルはますます高くなりました。

 今回は、そんな時代を反映するような住宅ローンに関するお話です。

 先日のネットニュースで、30代くらいまでの若い方たちを対象とした「50年払いの住宅ローン」の記事を見ました。変動金利で、支払い完了時に80歳未満であることなどの条件があるようです。

 支払い期間が長くなることで、金利の支払いも増えるため、35年ローンよりも支払い総額が増えますが、月々の支払い額を抑えられたり、少し多くの借入ができるというメリットもあるようです。

 冒頭にも書きましたが、住宅価格が高騰する現代では、土地の広さか、住む場所を妥協しなければ、家を建てるという夢を叶えることが非常に困難になりました。しかし支払い期間を長くすることで、少しでも理想に近い家を建てるための借り入れができるようになるかも知れません。

 ちなみにこの記事へのコメントは「80近くまで住宅ローンの支払い。辛そう…」「支払いが終わる頃には、家はボロボロになっているのでは?」という否定的なものが多かったです。

 平均寿命近い年齢になるまでローンを払い続けるのか?駅近の便利なところを諦め、35年ローンで買える郊外に家を建てるのか?マイホームを諦めて賃貸マンションに住み続けるのか?

 選択肢はいくつもありますが、自分が使うかどうかは別として、新しい選択肢が増えたことには違いないでしょう。

 それにしましても新総理の物価高対策で、住宅価格や修繕費が下がるということは期待できないものでしょうか…??

 

素人不動産マニアの独り言151

 高騰する都心のマンションは、「億ション」とも呼ばれ、投機の対象になって来ました。

 今回は、最近テレビの番組で見た、不動産投資による様々な問題についての考察です。

 東京だけでなく、神奈川県や千葉県など、東京周辺のマンションも激しく高騰しているようです。日本だけでなく、海外からの投資家が購入と転売を繰り返すことで、更なる高騰を生んでいるようです。

 それに伴い、賃貸マンションの賃料も値上げされ、あるマンションでは、突然「賃料を3倍にする」と言う通知が届いたという話もあったようです。

 また購入したマンションが値上がりするのに合わせて、1年。あるマンションでは、購入後数ヶ月で売りに出し、また別のマンションを買って住み替えることを繰り返して、収益を上げている人のインタビューも出ていました。

 これらの投資による高騰で、全国の「住みたい街ランキング」に入っているようなところも、買うどころか賃貸としても住むことができなくなっているそうです。

 そのような実態に「購入したマンションは、5年以上住まないと売ってはいけない」という条例を適用する自治体も出てきたようです。

 国内外を問わず、投資ができる資金のある人たちが、投資の一つとして、マンションを購入して転売するのは、法に触れることではありませんので、それをとやかく言うことはできません。

 ただそれによって、空きマンションが増え、マンションの管理費や修繕費が充分に集まらなかったり、マンション全体の治安が悪化することになれば、結果的にそのマンションの評価が下がる可能性も出て来るように思います。

 地方では「所有者不明の空家」が問題になっています。問題の背景こそ全く違うものの、投資のための「空きマンション」が増えることも、その地域に住む人にとっては、不安感が強いのではないでしょうか?

素人不動産マニアの独り言150

 不定期更新ながら、このブログも150回を数えるまでになりました。一人でも多くの人に読んで頂ければ…という思いがここまで来られた理由だと思っています。ありがたいことですね。😊

 さて今回は、温泉付き物件のリスクに関する考察です。

 とある温泉付き物件に住む友人が、「先日突然家の温泉の量が四分の一になって、風呂にお湯貯めるのも大変だった。古くから住む人から、温泉の汲み上げポンプの一台が故障したのが原因だった。数日で直ったから良かったけど…」という話をしてくれました。

 そこは比較的湯量が多い地域らしいのですが、違う地区の温泉付き物件のあるところは、湯量を確保できなくなり、その地域に新築を建てても、温泉を供給してもらえないという話もあるそうです。

 日本は火山の島ですので、あちこちから温泉が湧き出ると聞いたことがあります。でも何分自然が相手のため、永久に温泉が湧き出るわけではなく、枯渇してしまうリスクもあるのかも知れません。

 今回はポンプの故障が原因でしたが、温泉付き物件を選ぶ際は、油温や湯量など様々な条件を良く考えないと大変なことになる可能性があるということが良くわかったというお話です。

素人不動産マニアの独り言149

 先日テレビを見ていますと、空家を買取ってリフォームし、再販売をする業者が出ていました。

 今回は、空家の買取の厳しい実情に関するお話です。

 この業者の販売方法は、空家対策として、大いに注目していました。近所で売りに出された中古住宅が、次々に買い取られ、リフォーム・再販売されている様子を見て来ましたので、かなりの確率で中古住宅が仕入れられていると思っていました。

 ところがテレビに出ていた、関東地方の空家は、外装はそれほど傷んでいないように見えましたが、床にへこみがあり、床板をはがすと、白アリに躯体を食べられていました。また、それが原因なのか、家自体も傾きがあり、その家の買取を断っていました。

 このように、管理されず傷みが激しい家の中には、白アリ被害を受けたり、傾きのある家があるため、買い取りを断っているそうでした。

 しかも買い取れる空家の割合が、10件中1件・つまり買取依頼のあった空家の1割しか買い取られていないということになります。

 それに比べて近所の空家は、商品価値がまだ残る家が多いということになるのでしょうか?

 素人目ながら、「この価格で、この立地なら、リフォームしたら売れるのでは?」という物件を見かけますが、その道のプロが見れば、「話になりません…」という判断になるのでしょう。

 確かに買取りした後に、できるだけコストを抑えて再販売しなくてはならないわけですから、1割という厳しい数字も、納得ですね😊

 

 

素人不動産マニアの独り言148

 先日、地元のネットニュースで、我が家を建てるための土地を購入した不動産会社が、数億の負債を抱えて倒産したという記事を見ました。

 今回は、不動産会社の倒産後について、気になっていることのお話です。

 倒産した会社は、地元では老舗の部類で、最近では、地元はもちろん、札幌圏の分譲地の開発にも乗り出していた矢先の倒産でした。

 また最近の流れで、中古住宅をリフォームして販売するという分野にも進出して、売れている物件もありました。

 しかし築年数や立地、間取り、リフォーム後の価格によっては、なかなか動かない物件があることも事実で、その会社が2年ほど前に内装はもちろん、外壁の総張替えまでした物件が、未だに売れていません。大手の「リフォームして再販売する」会社が業績を上げる中、地元の不動産会社としては、地の利を生かさない手はなかったのかと思いますが、必ずしもうまくいかないこともあるということですね。

 ただ2年以上も売れないとなりますと、リフォームにかけた費用は、とりあえず持ち出しになるのではないかと思われます。そのような物件をいくつも抱え、札幌圏にも進出したことで、立ち行かなくなったのかも知れません。

 ところで不動産会社同士は、横のつながりが強いと聞いたことがあります。例えばある会社の物件を、別の会社も仲介するようにしたり、ある会社のお客さんが探している物件の条件に合うものを、他の不動産会社が持っていたら、それを紹介するということもあるそうです。

 これまでいくつもの不動産会社の倒産を見て来ましたが、必ずと言っていいくらい、倒産した会社が仲介していた物件は、別の会社一社がすぐに引き継いで仲介するようになっていました。

 当然の事ですが、倒産に至るまでには、残務整理や様々な手続きがありますので、一度引き受けた仲介物件も、途中で投げ出すことのないようにしているのでしょう。まぁそれが商売人として、人として、最低限のルールだとは思います。

 ところが、中には建築途中の家を放り出して、ちゃっかり代金を持ち逃げして「倒産」する悪徳業者もいましたが…🥴

素人不動産マニアの独り言147

 新築住宅だけでなく、リフォームされた中古住宅のオープンハウスの広告をよく目にすることがあります。

 今回は、ある不動産会社のオープンハウスに関する、ちょっとあり得ない対応のお話です。

 先日妹から電話があり、友人がリフォームされた中古住宅を購入したそうです。

 職場にも近く、間取りも理想的だったことに加えて、きれいにリフォームされていたこともあり、「これなら気持ち良く暮らせる♪😊」と迷わず購入を決めたそうです。

 ローンの審査も通り、無事契約となったのですが、その数日後その不動産会社から連絡があり、「引き渡しは、10月半ばまで待って欲しい」と言われたそうです。最初は、後付けのエアコンなどの設備が間に合わないのかと思い、理由を尋ねると、何と「3週に渡ってオープンハウスをしたいから」というのが理由だと言われたそうです…😤

 「そんな話聞いてない‼️」と友人は怒って言ったそうですが、「いや…それは…以前から決まっていたことなので…」とことばを濁したそうです。

 「だったら買う時に初めから言えばいい話じゃない⁉️」とその人は、妹にこぼしたそうです。

 中古住宅とは言え、リフォームもされ、しかも契約までした家に、自分たちより先に見ず知らずの人たちにズカズカと上がられ、あちこち見られるのは、気分のいいものではないはずです。😤

 不動産会社にしてみれば、数ある物件の一つかも知れませんが、買う側にしてみれば、一生の買い物のはずです。😠

 妹には「エアコンまだ付いていないなら、オープンハウスの見返りに、エアコン代タダにしてくれ」くらい言ってやったらいいとアドバイスしました😁

 それにしても、オープンハウスを契約した後から言うなどという対応は、不動産会社にはあるまじきことと言わざるを得ないですね😤

素人不動産マニアの独り言146

 先日、ニュースで「みんなで大家さん」の会社が、配当金の未払いが続き、提訴されたと報道がされていました。

 江戸時代の高札や瓦版が登場する、インパクトのあるCMが印象に残っていますが、報道では、配当どころか、オーナーを募集していた成田市に建設予定のビルが、完成どころか着工さえされていないという事実も明るみに出ました。建設費や人件費の高騰により、大幅に計画が狂ってしまったようです。中にはすでに3000万円も投資した方もいるそうで、投資した資金が、戻って来るのかが心配です…😥

 実は昨年、我が家でも「一口100万円」ならば、銀行に預けるより効率的ではないかと、パンフレットを取り寄せて、検討したことがあります。

 しかし投資先の不動産があまりにも土地勘のないところばかりだったので、踏み切れず、そのままになっていました。

 怪しい投資詐欺🤨とまでは思いませんが、見通しが甘かったと言わざるを得ません。

 今後も建設費の高騰が続くと思いますので、不動産投資は、本当に慎重にならないとなりませんね😅