高騰する建材費や人件費のため、住宅を購入したり建築することへのハードルはますます高くなりました。
今回は、そんな時代を反映するような住宅ローンに関するお話です。
先日のネットニュースで、30代くらいまでの若い方たちを対象とした「50年払いの住宅ローン」の記事を見ました。変動金利で、支払い完了時に80歳未満であることなどの条件があるようです。
支払い期間が長くなることで、金利の支払いも増えるため、35年ローンよりも支払い総額が増えますが、月々の支払い額を抑えられたり、少し多くの借入ができるというメリットもあるようです。
冒頭にも書きましたが、住宅価格が高騰する現代では、土地の広さか、住む場所を妥協しなければ、家を建てるという夢を叶えることが非常に困難になりました。しかし支払い期間を長くすることで、少しでも理想に近い家を建てるための借り入れができるようになるかも知れません。
ちなみにこの記事へのコメントは「80近くまで住宅ローンの支払い。辛そう…」「支払いが終わる頃には、家はボロボロになっているのでは?」という否定的なものが多かったです。
平均寿命近い年齢になるまでローンを払い続けるのか?駅近の便利なところを諦め、35年ローンで買える郊外に家を建てるのか?マイホームを諦めて賃貸マンションに住み続けるのか?
選択肢はいくつもありますが、自分が使うかどうかは別として、新しい選択肢が増えたことには違いないでしょう。
それにしましても新総理の物価高対策で、住宅価格や修繕費が下がるということは期待できないものでしょうか…??