rriders’s blog

ネットや現地訪問など、気になった不動産を独自の視点で追いかけること足かけ20年になります。

素人不動産マニアの独り言46

 前回のリフォーム済住宅の話の続きになります。

 内装や水回りを新品にし、屋根や外壁を塗装して販売するという会社が増えて来ていますが、築40年も後半くらいの家は、外見の古さはやはり否めません。

 どこの住宅メーカーが始めたかは忘れましたが、「新築そっくりさん」という、家をほとんど骨組みだけにして、間取りや玄関、窓の位置、さらには屋根の形まで変えて、築古の家を現代風の家に造り替えてしまうという工法も徐々に広がっています。

 時々スペシャルとして放送される「大改造!!劇的ビフォーアフター」という番組では、昔から大胆に壁や屋根を剥がし、場合によっては朽ちた基礎や柱さえ取り払って、内装だけでなく、外観まで元の家とは全く違う家にしてしまうということを、途中経過を見せながら、放送していました。

 新築を建てるよりは日数がかからないでしょうし、費用の面でも抑えられると思います。骨組みだけにした時点で、耐震性を上げるために補強材が入れられたり、断熱材も一から入れられることになりますので、完成すればほとんど新築と変わりがなくなることでしょう。

 ベースとなった家の価格やどのような内装や外観にするかによっても価格が変わりますが、私が追いかけていた物件は、手付かずの状態の売り出し価格の「約2.5倍」で販売され、ひと月以内には売れていました。

 今や新築一軒家が「4000万円越え」と言われますので、例えばベースになる中古住宅が1000万円だとすると、2500万円でほとんど新築のような家が買えるとするならば、いい選択になり得るのではないかと思ってしまいますが、どうでしょう??