空き家を買い取り、リフォームして販売する業者の登場により、中古住宅の概念が、大きく変わったと思います。
以前は6〜700万円くらいで、「多少の手直しは必要だが、住めなくはない」という家が、手に入ったものです。しかし最近そのくらいの家は、市場に出る前に業者の手に渡ったり、市場に出ても、すぐに業者に買われ、リフォームして販売されるというケースが増えてきました。
私は、自称「不動産マニア」ですので、リフォームされてある程度外観が変わっても、その物件が元々いくらで売られていたかを覚えているものが多いです。
私が知る限りでは、元の物件に➕800万円くらいで販売されているケースが多いと思います。もちろん築年数や立地など色々な条件によっては変わりますが…
ここ数年の資材の高騰により、最近では、➕1000万円近いものもあります。
まあ大手企業ですので、材料費や人件費などを加味した利益を上げるためには、必要な価格設定なのかも知れません。
売る側は、水廻りや外壁、屋根など、古くなるとトラブルの元になるところに手を入れていることは、大きなアピールポイントだと思います。
一方買う側は、買った後の手直しをしなくでもすぐに住めるというメリットがあります。
最近では、リフォームしていない物件より数百万高くでも、リフォームされた物件に人気が集まっています。
個人経営の地元不動産店も、負けじと自分たちでも中古住宅をリフォームして売り出すようになりました。
傾向としては、お風呂がユニットバスになっていたり、トイレの便器や洗面台が交換されていることが、マストのようですね。
まあ安い中古を買っても、手直しにいくらかかるのか、素人には想像もつかないですので、あらかじめ金額がわかった状態で売られている方が、安心なのだと思います。
ただ、リフォームベースになる、築30年台くらいの物件がなくなって、最近では、築45〜6年の物件をリフォームして販売しているケースが出て来ているのが、「うーん🧐」と思うところです… つづく