今回は、不動産に興味を持ち始めた頃から追いかけている「競売物件」です。
「競売」には、私たち一般の人間も正式な手続きをすれば、入札することができます。
ただ、裁判所が用意した写真や資料からしか、その物件の情報が得られませんので、書かれていない瑕疵があっても、一切の補償が無いというリスクがあります。
ただ上手くすれば、市場に出ている物件よりも、かなり割安で買える可能性があります。
人気のある地域の物件は、大方地域の不動産会社が落札して、リフォームして販売するケースが多いように思います。
それは、目に見えていない瑕疵があることに加え、住人(占有者)が住み続けたまま競売にかかるケースが多いので、住人に物件を明け渡してもらうために、法的手続きが必要になったり、場合によっては引っ越し費用を負担して、出てもらうこともあると聞いたことがあります。ですので、お買得な反面、素人ではなかなか大変なところがあるようです。
人気のある地域の物件ならば、マニアとしてはとても気になりますので、当然その後も追跡するわけです。
実は競売物件のサイトがありまして、入札件数や落札価格を追跡することができるのです。そして数ヶ月後、リフォームして生まれ変わった物件が市場に出て来るのを興味津々で待っています。
色々な事情で、競売に至ったのだと思いますが、誤解を恐れずに言うならば、競売物件には、ある共通点があるような気がします。
それは、家の中が乱雑になっていたり、壁紙や床、外壁などの傷みが放置されていることです。おそらく、日常生活がままならず、生活に余裕がなくなってしまったのではないかと想像されます。
また、夜逃げ同然で家を出たような物件には、冬場にも関わらず、あえて水道の元栓を止めず、家中の水道管を凍結させたケースも聞いたことがあります。「どうせ競売にかかるのだから、後のことなど知らない」ということなのでしょう。
人には他人には分からない事情があるのだと思いますので、無責任な言い方になって申し訳ありませんが、マニアとしては「物件には罪はない」と思いますので、生まれ変わった物件が二度と競売にかからないことを願うばかりです。