rriders’s blog

ネットや現地訪問など、気になった不動産を独自の視点で追いかけること足かけ20年になります。

素人不動産マニアの独り言18

 不動産情報サイトのお話の続きになります。

 今住む家を建てるにあたり、築年数の浅い中古物件も候補として考えたことがありました。

 その時、立地や築年数が希望の条件に合う物件をあるサイトで見つけたのですが、私が知る相場よりもかなり安かったのが、逆に気になりました。早速まずは現地に行って確認しました。

 すると家の周りの庭は草が伸び放題で、ウッドデッキの柵も壊れて、とても最近まで人が住んでいたとは思えない状態でした。さらに何となく「陰の気」を感じましたので、その物件を扱う不動産会社に電話をしました。

 そこで初めてその家は家主の方が自ら命を絶たれた、いわゆる「事故物件」であることがわかりました。

 今から12〜3年前のその当時は、不動産のサイトで「心理的瑕疵あり」と明示された物件はほとんど見かけませんでした。今ほど「心理的瑕疵」という表記についての規則が厳しくなかったというのもあったかと思います。

 私の印象では、「心理的瑕疵」の表示をよく目にするようになったのは、ここ5〜6年前からではなかったかと思います。

 さて話は変わりますが、不動産サイトの物件情報に、詳しい住所が明記されず、「詳細は非公開」とされた物件を時々目にします。これは想像ですが、真剣に物件を探している人ならば、会社に問い合わせの電話をするでしょうし、現在居住中の物件であれば、興味本位で周辺を歩き回られたくないということなのかと思います。ただインスタの写真から個人の家が特定される時代ですので、私も写真から屋根の形、敷地と家との位置関係、周辺の家や建物などを参考に、正確な位置を特定することがあります。(もちろん興味のある物件だけですが…)

   また、外観や周辺の道路、住所まで公開しているのに、家の内部の写真が一枚もない物件が時々目につき、気になります。それも興味のある人が問い合わせれば、説明なり内覧なりをすれば良いということかも知れません。まあこれは私見ですが、内部の写真が、わかりやすく撮られている会社と、おそらく買う人が知りたいであろう箇所の写真がうまく撮られていない会社があるように思います。そう言った観点で不動産サイトを見るのも面白いと思っています。