rriders’s blog

ネットや現地訪問など、気になった不動産を独自の視点で追いかけること足かけ20年になります。

素人不動産マニアの独り言③

 犬の散歩で良く通る住宅地の一角に、リフォーム中の家があります。

 記憶では随分前に売れていたと思いますが、本格的なリフォームが始まったのが、8月頃だったと思います。

 いわゆるモルタルの壁は結構傷んでおり、ネット上の写真を見る限り、内装も壁紙や床などの張り替えが必要かと思っていました。

 また庭に植えられている木々が、家を覆い隠す程にのびているので、考えようによっては目隠しになるのでしょうが、南東向きのリビングにあまり陽が当たらないようにも見えました。

 足場が組まれ、全面の壁がサイディングに張り替えられ、並行して内装工事も入っていました。今月に入ると、外見は全く別の家かと思うほどになっていましたが、うっそうとした庭の木は、そのままでした。

 ところが今日通りかかると、大量の木々が全て切られ、家の全貌が見えるようになっていました。

 傾斜地に建っているので、造成して駐車場にすることは難しそうですが、窓からの陽がたっぷり入るリビングになったと思います。

 ところで「庭を造成して駐車場にする」というリフォームを、最近良く見かけます。

 空き家を買いとって、リフォームし、販売する業者のCMをよく見ます。近所にもその業者が手がけた家が売りに出されていますが、当初は花壇程度の広さの場所を造成して、2台分の駐車場を造るというのが多かったです。しかし2年ほど前から、庭どころか家の周りの塀さえも取り払い、3〜4台分の駐車場を造って販売するケースが増えて来ました。

 まずは、夫婦共働きや子どもの幼稚園等への送迎などで、一家に2台の車が必要になって来たことがあると思います。

 そして次の段階として、社会人になった子どもが、実家に戻るケースもあるようで、その子たちが乗る車を停めるスペースが必要になったようです。 

 家庭を持った子どもたちや孫が、車で遊びに来た時の駐車スペースという考え方もあるでしょう。

 新築にもそのような傾向が見られるようになって来ています。

 時代は複数台停められる駐車場を求めているのだと思います。   つづく