rriders’s blog

ネットや現地訪問など、気になった不動産を独自の視点で追いかけること足かけ20年になります。

素人不動産マニアの独り言27

 今回は、災害の多い日本で、「どんなところに家を建てるのがいいのか?」というお話です。

 災害は、「いつ」「どこで」「どれくらいの規模で」起こるものなのかは予測がつきませんので、100%安全な場所は誰にもわかりません。

 それは確かに正解なのですが、それを言ってしまえば、お話はこれで終わりです。

 でも、少しでもそのリスクを減らして場所を選ぶ方法はあります。

 言うまでもなく日本は、地震大国であり、津波の被害を受ける可能性が高いですので、ハザードマップ等を確認して、浸水被害想定区域を避けることが第一でしょう。

 また過去に氾濫や水害被害をもたらした川の近くを避けるのも賢明でしょう。

 津波や水害を避けて、高台の土地を選ぶ場合、「土砂災害警戒区域」に指定されていないかどうかの確認も必要です。山の斜面を切り開き、裏が山や崖になっているところは避けるべきです。

 また素人には判別が難しいですが、地盤がどうなっているか?数年前の地震で、新しい住宅地が液状化を起こして、家が傾いたり、道路が波打っていた様子をニュースで見て、衝撃を受けたことがあります。

 少なくとも、道路が不自然に波打っていたり、付近の家の塀や土留めが傾いているところは、避けた方が良いと思います。

 古家付きの土地を選ぶ理由の一つには、長い期間大きな災害に遭うことなく、そこに人が住んでいた証が残っていると考えられるというのもあります。空き家ならば、中を見て傾きの有無も確認できるというメリットもあります。

 ただそれらのチェックポイントをクリアしても、実際に家を建てる際は、必ずしっかりした岩盤に届くまで「基礎の杭」を入れる事をお勧めします。家の構造の耐震化が十分でも、地面に一番近いところが弱ければ、家は傾いてしまうかも知れません。

 自分達で見る、調べる、足を運ぶ。この繰り返しと消去法で、最終的に納得できる場所を探すことが、一番確実だと思いますね。