先日、都市伝説の番組で「不動産店は、なぜ火曜と水曜の定休日が多いか?」という話を紹介していました。理由は火事と水害に繋がり、不吉だからだそうです。
今回は、私が家を建てた時の業者さんに聞いた、建設業者同士のルールに関するお話です。
私がその業者さんで家を建てる数年前、とある顧客の方と間取りの相談をしていた時のこと。希望の間取りと予算がなかなか折り合わず、建築工事にゴーサインが出せずに時間だけが過ぎて行ったそうです。
すっかり豪を煮やした顧客の方は、その業者さんの別の街にある営業所に行き、予算内で自分の希望の間取りの家を建ててもらうように依頼して、契約に至ったそうです。
ところが同じ大手のAという建設業者同士のため、営業所同士の受注エリアは決められており、いわば別の街の営業所は、自分の受注エリアを越境するというルール違反をしてしまったのです。
東京方面の本社にまで話が伝わり、一時は営業所の閉鎖にまでなりかけたようですが、最後は受注した建設費の何%かを違約金として、最初の建設業者さんに支払うことで決着することになったそうです。
発注する側にも受注した側にもそれぞれ「う〜む😐」と思うところがありますが、せめて別の建設業者さんにお願いしたら、こんなにこじれずに済んだのでは?とは思います。
まあ建設業者の世界には、いわゆる「テリトリー意識」のようなものが伝統的にあるのかも知れませんが、やはりルール違反はまずいだろうな…と思わせるお話でした。