以前このブログで「不動産情報は鮮度が大切」というお話をしました。
つまり「情報の更新にはスピードが求められる」ということを書いたわけです。
今回は、「買う側にもスピードが求められることがある」というお話です。
先日、家を探していた元同僚から久々に電話がありました。
以前ブログ記事で、内覧の予約をしていた物件に、「現金で買うから売ってくれ」と売主の家に直談判に来た人に横取りされ、内覧さえもできずに物件を諦めた件の人です。
その後も、気に入った物件に巡り合ったようですが「2〜3日考えさせてください」と言った数時間後には売れてしまったということが2度ほどあったようです。
先週ある物件の内覧に行った際、以前横取りされた物件の話をし、率直に「気に入ったので明日まで返事を待ってもらえますか?と言ったら、待ってくれますか?」と聞いたそうです。
すると「不動産会社によって対応は違うと思いますが…」と前置きして、「弊社では、口頭でのお約束だけでは、お取り置きはできません。この後、内覧希望のお客様が見え、『現金で買う』とおっしゃられたら、その方にお売りすることはあります。ただお電話下さったのは、お客様が一番ですので、購入の希望がおありでしたら、買い付け証明書に署名と捺印を頂ければ、すぐに『商談中』に致します。」と言ったそうです。
元同僚は「印鑑取って来ます。」と言って家に戻り、買い付け証明書に署名捺印して、とりあえず商談中にしてもらえたそうです。
彼の後に内覧希望者がいたかどうかはわかりませんが、「家は一生の買い物」と言われる割には、良い物件を見つけたら、スピーディーな決断が必要なこともあるのだということが改めてわかりました。
長くなりましたので、この後の続きは、また後日ということで…