rriders’s blog

ネットや現地訪問など、気になった不動産を独自の視点で追いかけること足かけ20年になります。

素人不動産マニアの独り言21

 今回は、良く話題に上る「持ち家か?賃貸か?」という話です。

 住宅メーカーの宣伝文句の中に「月々の家賃で一軒家を!」というように、家賃を払うくらいの負担で家が買えることを謳ったものを良く目にします。

 家族構成や仕事先の転勤の有無など、様々な要素がありますので、一概には比較できませんが、一軒家を構えたいという夢を持つ人は多いと思います。

 都会に住む妹家族は、ご主人が転勤族ということもあり、賃貸暮らしと割り切ってもう20年になります。子どもの進学の時期とも重なるようになってからは、単身赴任になりましたが、妹と子どもたちは賃貸暮らしを続けています。

 先月の集中豪雨で、2度も下水道の水がトイレから逆流し、床が水浸しになったそうですが、賃貸なので全てオーナー負担で対応してもらえたそうです。持ち家であれば自己負担になりますが、自分の過失でない限り、経年劣化や故障などの修繕費は、オーナー負担になるのは賃貸の良いところかと思います。

 さらに引越し費用はかかりますが、子どもたちが独立した後、よりコンパクトな間取りの物件に住み替えることもできます。

 ただ東京辺りでは、周辺の賃貸物件の動向に合わせて、家賃を値上げしたり、数年ごとに「更新料」を徴収する賃貸物件もあるという話を耳にしたことがあります。

 また「家賃は払い続けても、何も残らないが、ローンは払い終われば、自分の財産が残る。」という考え方もあります。

 最近の「孤独死」のリスクを恐れてか、一人暮らしの高齢者の入居を拒否する賃貸物件もあるという話も聞きます。

 それに対して持ち家の場合は、経年劣化や維持管理に費用はかかりますが、将来的に「負の遺産」にならない場所を選べば、入居拒否されることなく、住み続けることができます。

 結局はどちらも一長一短があり、自分の生活スタイルに応じて決めるしかないのでしょうか?