不動産サイトで収益物件を検索していますと、現在が空室でも「年間想定収益金額」が表示されている物件を見かけます。今回は「想定収益金額」に関する考察です。
収益物件としてサイトに載っている物件は、大きく分けて4種類になるかと思います。
①現在満室の一棟アパートやマンション、戸建て。
②満室ではないが、一部賃貸中の一棟アパートやマンション。
③満室だったことはあるが、現在は全て空室の主に戸建ての賃貸物件。
④かつて一度も賃貸に出されたことがないが、近隣の賃貸物件や似た条件の物件から
おおよその相場を「想定収益金額」として載せている物件。
以上になるかと思います。
初めて不動産投資をするならば、①の満室状態の物件を買うのが良いかと思います。
ただ④のような物件は、「想定収益金額」がどれほど現実的な数字なのか?経験豊富な不動産業者が想定した金額ではありますが、周囲に似たようなライバル物件はないか?築年数や間取りはどうか?など、自分の目と足でできるだけ確認することが大切です。
借りる方のサイトで、地域ごとに賃貸物件がいくらくらいの家賃で貸しに出されているかを調べてみるのも良いでしょう。
このブログでも度々書いていますが、戸建てならば2台以上車を停めるスペースがあることがマストです。ただ売主の主観で、道路にはみ出すような駐車スペースしかないにも関わらず、「駐車2台可」と謳っている物件も見かけます。
話を戻しますが、「想定収益金額」はある程度の目安にはなると思いますが、不動産に限らず、「想定外のこと」が起こるのが昨今の世の中です。自分でできるだけの情報を集め、納得の得られる家賃相場を設定して賃貸経営することが大切ではないかと思います。